ロンドン大学 (UCL) 留学メモ

ロンドン大学 (UCL) 留学メモ

ロンドン大学 (University College London) に1年間交換留学する大学生のブログです。

大学紹介(University College London)

こんにちは!

ロンドンに遊びに来た家族と久々に再会し、ほっこりした週末を送っています。

 

今週はロンドン大学 (University College London; 通称UCL) の紹介をしたいと思います!

 

ロンドン大学とは?

ロンドン大学 (University of London) はロンドンにある教育機関のグループの呼称です。そのため、ロンドン大学は17の独立した教育機関で構成されています。日本では、「四大学連合」などの大学連合に近いかと思います。(「旧帝大」や「GMARCH」は外部からのグループ分けに過ぎず、大学ごとの協定はないので、性格が異なるグループだと思います。) それぞれの教育機関は独立していますが、共同で寮やジムを運営したり、教室の貸し借りも行っています。私が通っているUCLはロンドン大学の中の一つの大学です。

https://london.ac.uk(University of London のホームページ)

 

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ベンサムの蝋人形が学内に設置してあります。

University College London (UCL) とは?

University College London (UCL) はロンドン大学の最初のメンバーの一つです。(もう一つの最初のメンバーである King's College London; 通称KCL とはライバル関係にあると言われています。)UCLは1826年に哲学者ベンサムを建学の父として設立されました。当時すでに存在していたオックスフォード大学・ケンブリッジ大学は男性・イギリス国教徒・貴族出身者への高等教育を行っていました。この保守的な教育を打破し、宗教や性別に縛られることのない高等教育の実践を掲げたのがUCLでした。ダーウィンが『進化論』をUCLで発表したのは偶然ではありません。実際に現在でも宗教学(Theology) は一切教えられていません。また全学生のうち約6割が女性で、男性よりも多いです。

https://www.ucl.ac.uk  (UCLのホームページ) 

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正門から見えるUCLの建物

日本とのつながり

宗教や文化の違いにとても寛容であったUCLは日本とのつながりも深いです。幕末から開国期に伊藤博文らがUCLにて学び、明治維新を支えた知の拠点の一つといえるでしょう。その後も夏目漱石や小泉純一郎などの著名人がUCLで学問を修めています。

 

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UCLにはJapanese Gardenという場所があります!といっても日本庭園のことではなく、伊藤博文らの名前が刻まれた石碑があるスペースです。

施設紹介

ここからはUCLの施設紹介をしていきたいと思います!

①Main Library (図書館)

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開放的な勉強スペースが多くあります

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図書館の中央にある謎の空間

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法学部の本が集まるMain Libraryの一室。学部によっては別の建物に専用の図書館を持っています。(学生であれば他学部の図書館も基本的には自由に使えます。)

②Student Center (学生センター)

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昨年完成したばかりのStudent Center。24時間運営されていて、多くの勉強スペースが完備されています。

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地下にも多くの机が用意されています!(地下2階、地上5階建て)

③UCL Shop (購買部)

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UCLグッズや文房具を売っています。日本の一般的な購買部よりも小さい印象です。

 ④BASC Common Room (教養学部のコモンルーム)

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私が所属する教養学部のコモンルーム。ここでグループワークのために集まったり、ご飯を食べたりできます。居心地がいい空間です。

 UCLは学生数でみるとイギリスの中ではかなり大きな大学です。その分、ロンドンの一等地ともいえる場所に充実した施設があり、恵まれた環境で学習ができます。LONDON'S GLOBAL UNIVERSITYという謳い文句の通り、世界中から学生が集まっているという事実も魅力の一つだと思います。

ブログでは限られた側面しか紹介できませんが、少しでもUCLのイメージをつかんでいただけたら嬉しい限りです。日本の大学との比較はまた今度書こうと思います。お楽しみに!

それでは失礼します!