ロンドン大学 (UCL) 留学メモ

ロンドン大学 (UCL) 留学メモ

ロンドン大学 (University College London) に1年間交換留学する大学生のブログです。

留学手続き 渡航準備編

こんにちは!

エッセイや試験が学期末にある分、学期始めは余裕があることが多いです。その余裕を存分に使って学業以外も精力的に活動しようとしているこの頃です。

さて今回は前回の学内選考に続いて、渡航前に必要な手続き・準備ついて振り返って行こうと思います!

 


無事に学内推薦を得ることができたら、次は留学先の大学に直接申し込む必要があります。この手続きは大学からの案内に沿って各自で責任を持って進める必要があります。

学内推薦をもらった大学に応募する際の注意点

基本的には、所属している大学からの案内と留学先の大学のホームページ等を丁寧に読んで進めれば大丈夫です。UCLの場合は、改めて志望動機のessayとrefereeによる推薦状を用意する必要がありました!

※推薦状は、学内選考や奨学金も含めて複数枚必要になることが一般的です。お願いする教授を複数考えておくとスムーズに行くと思います。大学前期の段階で、推薦状を頼めるほど距離の近い教授はなかなか多くないと思います。先生方もそのことは理解していらっしゃいます。事情を話せば大半の場合は協力してくれます!

※また、手続きに限らず、分からないことがあれば留学先の大学に直接問い合わせましょう。事務が一般的に雑でも、個別に問い合わせればしっかり対応してもらえることがほとんどです。(他の国や大学はまた違うかもしれませんが...)

学内推薦を得ているし、交換留学協定を結んでいる大学に落とされることはないだろう、と思うかもしれません。ただ、私の周囲ではこの段階で思うようにいかない友人が何人かいました。後悔しないよう、ぜひ気を抜かずに進めましょう!

手続きの時期は留学先の大学によります。参考までに私が辿ったスケジュールを載せておきます。

3/4 大学からUCL応募手続きの案内を受領

3/21 UCLに応募完了 (3/31がUCL側の応募締め切り)

4/13 受入許可のオファーを受領、その後受諾

f:id:ucl1920:20200128034223j:plain

オファーのメールをもらったとき、安心しました。。

所属大学から案内をもらってから、応募までの締め切りが短いこともあります。英文の成績証明書やパスポートは事前に用意しておくといいと思います。(春休みに海外にいたため、書類の用意に苦労している友人もいました。)

イギリスビザ取得時の注意点

受入許可をもらったら、いよいよ渡航準備に入っていきます。渡航準備で確実に必要になるのがビザ(Tier 4 General Student Visa)の取得です。

日本人の留学生はビザ審査は比較的緩いようですが、それでも手続きは煩雑です。基本的な手続きはいろいろなサイトにまとまっています。わかりやすいと思ったページ(引用)を以下に貼っておきます。

norico-overseas.com

私が新たに一からまとめてもあまり意味がないと思うので、ここでは苦労した点・特に注意した点について絞って書いていきます。

①Differentiation Arrangement の申請について

オンライン申請を完了すると、Applicationの内容をPDFでダウンロードできます。ここで、よく確認するとdifferentiation arrngementを希望せずに申請したことになっています。

f:id:ucl1920:20200128035900j:plain

Differentiation Arrangement について No となってます。

Differentiation Arrangementとは、国籍によってビザの審査要件を緩和してもらえるものです。これによって銀行残高証明書類等の提出が免除されることになっています。

(参考: イギリス政府 https://www.gov.uk/guidance/immigration-rules/immigration-rules-appendix-h-tier-4-documentary-requirements)

f:id:ucl1920:20200128042234j:plain

Differentiation Arrangement を希望する必要があるという趣旨の説明 (引用元: King's College London. Available at https://www.kcl.ac.uk/campuslife/services/student-advice-support/ags/pdfs/immigrationadvice/low-risk-nationals-advice-guide.pdf)

このことに気が付いたため、一度申請を取り消して再度やり直しました。(取り消したらとても面倒くさいことになりました。後述。)しかし、やり直してもDifferentiation Arrangement の Yes/No を選択する項目はオンライン申請フォーム上にありませんでした。おそらく、システム上の不備だと思います。結局、そのままオンライン申請してパスポート以外の書類は提出しませんでしたが、Visaは無事に交付されました。

自分の理解の範囲では、申請者にはどうしようもないことです。同じ状況に直面しても落ち着いて申請すれば大丈夫だと思います。(ただし責任はとれません。)

②パスポートの提出について

イギリスビザの審査は日本から申請した場合、フィリピンのマニラで行われるようです。そこに書類を送るために2週間以上かかるようです。そして、ビザの申請が終わるまでパスポートを預けることになります。つまり、その間は海外に行けません。ただし、追加でお金を払えばすぐに返却してもらえるようでしたが、その制度については確たる情報がわかりません。もし海外に行く予定があれば、パスポートの返却方法やスケジュールを踏まえて計画を立てる必要があると思います。

③BRPの受け取りについて

これは渡航準備の段階ではなく、渡航後の話になってしまいます。イギリスに入国してから10日以内にBRPという居住許可カードを指定した郵便局に受け取りに行く必要があります。UCLでは混雑緩和のために受取時間の予約制度がありましたが、留学生が一斉に来るので枠があっという間に埋まってしまいます。ただ予約システムは、予約がないと受け付けてもらえないというものではありませんでした。10日以内に受け取る必要があるので、予約がなくても指定した郵便局(UCLの場合は学内の建物)にさっさと受け取りに行くのが賢明だと思います。

④番外編 ビザ申請を取り消した場合の返金

私は、上述の通り一度ビザ申請を取り消しました。ビザ申請センター訪問前に取り消せば、基本全額返金されます。ビザ取得にかかったお金は、合計91,368円 (申請料 49068円+IHS料 42300円) という膨大な金額です。特にIHS料が申請取り消しから3ヵ月以上返金されず、問い合わせてやっと返金されました。しかも、問い合わせのメールを送るのにお金がかかります。とても手間がかかるので、申請の内容を間違えないように気を付けてください。ちなみに、オンライン申請で間違った箇所はPDFのApplicationを印刷し、手書きで訂正してビザ申請センターに持ち込みパスポートに同封してもらえば問題ないようです。

その他手続きの注意点

今回は大学への直接応募とビザ申請を取り上げました。このほかにも、所属する大学や学部に提出する書類の準備、保険の加入など様々な手続きがあります。余裕をもって進めて、わからないところは問い合わせましょう!

最後は力尽きて一般的な締めくくりになってしまいました。お許しくださいm(__)m 

それでは!