ロンドン大学 (UCL) 留学メモ

ロンドン大学 (UCL) 留学メモ

ロンドン大学 (University College London) に1年間交換留学する大学生のブログです。

奨学金メモ -交換留学生向け-

ロンドンからこんにちは!

日数計算をしてみたら、先週が留学期間のちょうど折り返しでした。時間が過ぎるのがとても早いです。スキー場の昼休憩で感じる、心地よい疲労感と名残惜しい充実感が混ざったような気持ちです。

 

今週は奨学金について書いていきたいと思います。交換留学では学費は所属大学に納めれば良いですが、寮費や生活費は余計にかかります。奨学金は大切です。

 

受給している奨学金

 

私はFung Scholarshipsという奨学金をVictor and William Fung Foundationから支給していただいてます。この財団は香港の実業家であるVictor K. Fung氏が代表を務めていて、学部生の留学を支援する奨学金を提供しています。

Fung Scholarshipsは大学を経由して支給される奨学金の一つです。(もう一つはJASSO。)東京大学では他の外部団体の奨学金の受給有無がほぼ出揃った4月頃に大学から奨学金の受給状況の調査があります。そのタイミングでFung Scholarshipsの受給を申請できました。成績等によって支給元がFung ScholarshipかJASSOかが変わってくるようです。(支給元によって渡航準備金の有無等が変わります。)

Fung Scholarshipsの支給額は、JASSOが地域ごとに定める金額に対応しています。支給額の詳細は以下のリンクから確認できます!

www.jasso.go.jp

受給期間の単位は、31日ごとに1カ月分増加します。留学期間が279日間なら9ヵ月分、280日間なら10ヵ月分受給できます。

大学経由で支給される奨学金は外部団体に比べて申請が簡単です。また学内GPAが2.3/3.0以上あればほぼ確実に支給してもらえます。一定限度の奨学金は実質的に保障されているような制度になっています。(断言はできませんが。)

 

その他メジャーな交換留学生向けの奨学金

以前も登場しました、GoGlobalのホームページにとてもよくまとまっています。

www.u-tokyo.ac.jp

以下では多くの人が応募する奨学金について簡単にまとめたいと思います。(どちらも受給していないので伝聞に基づく情報になります。)

●トビタテ!留学JAPAN

tobitate.mext.go.jp

 月額16万円という金額がなによりのメリットだと思います。ただし、条件として留学先でインターンやボランティアなどに取り組む必要があります。選考ではプレゼンなどを行うようです。選考時にインターン先は決まってなくても実現可能性のある計画が提示できればいいようです。自分のサンプルが偏っている可能性はありますが、周りの合格率は高かったようです。ちなみに、事前研修は多いようですがその分留学に行く知り合いも増えるかもしれません!

申し込む場合はトビタテの経験者を捕まえて話を聞くのがいいと思います!

●業務スーパージャパンドリーム

www.kobebussan.or.jp

こちらも月額15万円という金額が大きなメリットです。申し込みは志望動機や推薦状を提出する至って一般的な形式でした。ただし、そこそこ倍率が高いと思われます。周りを見ていてもかなりの人が書類選考で落ちてしまっていたようです。ちなみに私も書類選考の段階で落ちてしまいました。おそらく同じ大学から採用する人数が限られていると思うので、所属大学内での競争ということになると思います。応募するなら手を抜かずに真剣に応募しましょう!

 

奨学金を最大化するには?

大学経由の奨学金 (Fung Scholarships と JASSO) は、その奨学金の支給額を超えない限りにおいて併給することができます。たとえば、ロンドンなら大学経由の奨学金で10万円×9ヵ月の90万円もらえるわけですが、10万円×9ヵ月の90万円を超えない範囲で外部団体から奨学金を併給できるということです。つまり、最大月20万円もらえる計算になります!実際に併給によって月約19万円ほど奨学金を受給している友人もいます。ただし、併給できるかは外部団体の奨学金の規定にもよります。注意深く調べてください!(トビタテ!留学JAPANと業務スーパージャパンドリームはいずれも大学経由の奨学金との併給はできません。)

以上の情報を基に、交換留学生が利用する奨学金は以下の4パターンに大別できると思います!

① 大学経由の奨学金 + 外部団体からの奨学金の併給

② トビタテ!留学JAPAN

③ 業務スーパージャパンドリーム

④ 大学経由の奨学金のみ or その他外部団体の奨学金のみ

受給金額は ① > ② > ③ > ④ の順番になることが多いと思います。(もちろん例外もあります。)

アジアを中心に、地域限定の奨学金もたくさんあります。物価の高いヨーロッパではなかなかあり得ないですが、東南アジアなどに留学する人は奨学金を使い切れずに黒字になってしまうなんてこともあるようです。奨学金の締め切りは早いものも多いので(場合によっては学内選考以前)、早めに戦略を考えて行動するといいと思います!

 

※上述の情報に誤りや更新があっても保証できません。各大学や財団にしっかり確認するようにしてください!

 

それでは!