学生生活@ロンドン 食事/料理編
こんにちは!
日本はコロナウイルスが大変な騒ぎになっているようですが、ロンドンは比較的まだ落ち着いています。それでもロンドンに旅行に来る予定だった友人が2人ともキャンセルしてしまい、ウイルスの脅威を身近に感じ始めています。悲しいですがどうしようもない!
さて、今週はロンドンでの学生生活紹介・第2弾です。普段の食事について紹介していこうと思います。イギリスは食事がおいしくないなんて言いますが、実際のところどうなんでしょうか。
外食 or 自炊?
まず、どれくらい外食をするかという話からです。結論から言うとロンドンでは平均して週に1回程度しか外食はしません!日本では少なくとも週3回くらいは外食(学食含む)をしていたのでめっきり減りました。
理由は、値段に対してそこまでおいしいものが食べられない!ということにつきます。そもそもロンドンの物価は肌感覚で東京よりも高いですが、その中でもレストランでの食事はとにかく高いです。(欧米は全体的にそのような傾向がある気がします。)そして、本当においしい料理を食べたければ相当の額を払っていいレストランに行く必要があります。個人的にはイギリスでは値段と味がかなり比例していると思っています。10ポンド(現在のレートで1400円)くらい出しても、ものすごくおいしい料理が食べられるわけではありません。イギリスの名誉のために言っておきますが、巷で言われているほど「まずい」料理があるわけではありません。ただ、イギリスの食文化が日本と相対的に比べて乏しいのはその通りだと感じます。これはいわゆるイギリス料理に限らず、食へのこだわりが低いせいか外食産業の質も日本にくらべて全体的に低い気がしてしまいます。。。
国ごとの食文化には、伝統的な料理のほかに、現代の食生活にも大きな差があると思います。現代ではどこの国であっても、高いお金を払って良いレストランに行けばとてもおいしい食事に出会えると思います。ただ、差が生じるのは大衆の外食文化だと思います。日本には、サイゼリヤ、丸亀製麺、吉野家といった格安でおいしいチェーン店からラーメン屋やカレー屋など1000円以下で感動的なほどおいしいお店がたくさんあります。伝統的な日本料理だけではなく、安くておいしい現代日本の大衆食文化も世界文化遺産並みの価値があるんじゃないかと、イギリスに来てから改めて感じています。(世界遺産に登録すべきだと言いたいわけではありません。)私は思考停止したかのように日本を賛美するのは嫌いです。それでも、日本の食文化は素晴らしいものだと言いたいところです。
ということで、外食の機会は少ないです。通いたいと思うお店にも出会ったことはありません。それでも、今まで行ったなかでは「Flat iron」というステーキ屋さんはおいしかったので、ロンドンで外食する機会があればおすすめします。
では、おいしい食事にありつくにはどうすればいいか。自分で作るしかありません!
我流 自炊のコツ
私は料理は嫌いではないので、楽しく自炊しています。おいしい食事で栄養をしっかり取りながら、節約を心掛けています。スーパーの食材の値段は、ほとんど日本と変わらないか、ものによっては日本よりも安いです。(シイタケ等こちらの料理であまり使われない食材はもちろん日本より高くなります。)以下では、自炊のコツを紹介します。
①たんぱく源の確保
ジムに通っているという理由もあるのですが、意識せずに必要なタンパク質を食事から十分にとるのはなかなか難しいです。しかも、お肉は高いので節約を意識してると余計にタンパク質の摂取量が不足してしまいます。
そこでおすすめの食材が、鰯の缶詰とチキン丸ごと一羽です!
鰯の缶詰はWaitroseのオリーブオイル漬けがたったの0.55ポンド!もともとすし屋で必ず頼むくらいで鰯が好物だったので私には最高です。1缶で19.2gのタンパク質があるので、一食分にちょうどいいです。オリーブオイル漬けなので、パスタを茹でてそこに鰯の缶詰を丸々投入し、トマトソースやバジルペーストを加えれば簡単においしい料理ができます。おすすめです。
チキン丸ごと一羽は、いつもTescoで買っています。すでにロースト済みのものがあるのでそれを買って解体し、冷凍保存します。1kgで5ポンドなのでかなりお得です。慣れれば解体するのも全然難しくないです。
②ご飯を炊く
やっぱりご飯は食べたくなります。炊飯器は高いし使い方も分からないので普通の鍋で炊いています。(寮の規則では炊飯器は一応禁止アイテムみたいです。だれも気にしていないですが。)金属の鍋しかもっていないのですが、はじめはご飯が鍋の底にへばりついて大変でした。沸騰するまで、お米をかき回し続けて炊くと、鍋の底に全くくっつかなくなります!
ほかに気を付けている点としては、毎日野菜をしっかりとること。(とくにミニトマトはかならず1日3個以上。)飽きてきたらただただ好きな料理を食べることです。
以上、私のロンドンでの学生生活の食事について紹介しました。外食が魅力的ではない分、自炊の習慣がついて初めての一人暮らしとしてはいいのかもしれません。でもやっぱり日本の食事が恋しい。。。 それでは!